平成30年3月24日(土)「糖尿病の病態と治療~糖尿病と歯周病の関連について~」講師 糖尿病看護認定看護師 中山法子先生「ナイトガード」講師 大浦亨院長

3月24日(土曜日)19:00から ドレミ歯科医院 セミナールームにて上記セミナーが開催されました。
講師は、糖尿病看護認定看護師で、現在はフリーランスで多数の病院で糖尿病の指導に当たっていらっしゃる、中山法子先生でした。

現在、糖尿病と歯周病には深い関わりがあることがわかっています。
糖尿病の患者は、健常者に比べ、2.6倍 歯周病になりやすく、歯周病が悪化すればHbA1Cが平均0.36%上昇するというデーターがあり、歯周病は糖尿病の 第6の合併症と言われているのが現状です。

特に、日本人は外国人に比べ、インスリンの分泌能が低く、糖尿病になりやすいと言われています。
さらに、食生活の変化(脂質の摂取増加)により、年々、糖尿病患者数が増加しています。

糖尿病は、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠性糖尿病、そのほか に分類され、その約90%が2型糖尿病(生活習慣病)と言われています。
2型糖尿病の原因として、加齢、肥満、過食、運動不足、ストレスなどがあげられ、インスリンの働きが悪くなると、血糖値が高くなり、糖尿病発症、合併症発症、悪化となります。

1型糖尿病の原因は不明で、何らかの原因によって引き起こされた過剰な免疫反応が自分の膵臓のβ細胞を破壊し、そのためインスリンの分泌が不可能となり、高血糖になっていきます。

糖尿病の指標としては
 血糖値  空腹時      70~130mg/dl
      食後2時間    180mg/dl 未満

 HbA1C(過去1~2か月の血糖の平均)
   HbA1Cに+30で、糖尿病の重症度が発熱の重症度と近い感じになる。
   血糖正常値を目指す際の目標   6.0%未満
   合併症予防のための目標     7.0%未満
   治療強化が困難な際の目標    8.0%未満

糖尿病の合併症には
 三大合併症   神経障害 網膜症 腎症(し、め、じ)
 大血管障害   壊疽 脳梗塞 狭心症・心筋梗塞 (え、の、き)  などがあります。

歯周病の悪化につながる、血糖コントロールのレベルとしては、HbA1Cが 6.5%~7.0%あたりから、歯周病を悪化させるリスクが高くなり、HbA1Cが9%を超えると歯周病悪化の十分なリスク因子と予測されます。

血糖コントロールが不良であれば、歯周病にも罹患やすく(HbA1C9%以上では、2.9倍)、歯周病が悪化すれば血糖コントロールも悪化するという、糖尿病と歯周病の相関関係について詳しく教えていただき、とても為になるセミナーでした。

現在、糖尿病連携手帳が発行され、内科医、眼科医、歯科医が連携して、糖尿病の管理を行っていくことが推奨されています。
当院でも、糖尿病患者の歯周病治療に力を入れており、連携手帳の配布も行っています。
中山先生のお話を、今後の診療に役立てていきたいと思います。

                        ドレミ歯科 M.O

ナイトガードについて
 役割は歯ぎしり、食いしばりが原因で顎に痛み(顎関節症)や肩こりといった症状の改善だけではありません。歯ぎしりによって歯がすり減ること、歯周病の進行を抑制したりする役割もあります。白い被せ物(セラミックなど)は摩耗には強いですが衝撃には弱い性質があります。せっかく入れた被せ物を守るためにも使用されるべきだと思います。また、野球、ゴルフなど食いしばる機会が多いスポーツをしている方にもお勧めです。
 恵生会ではより歯に優しいソフトタイプのナイトガードを推奨しています。平成30年3月現在のカラーバリエーションはホワイト、イエロー、クリアの3種類ですが取り扱うカラーを増やしていく予定です。

                        
                         オレンジ歯科 N.U
                

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