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平成27年2月28日(土)定期勉強会「松風S-WAVE CAD/CAMシステム」「ビューティーコアシステム」講師:福井様、今﨑様「チタン床を用いた難症例フルデンチャー尾島先生」

「松風S-WAVE CAD/CAMシステム」講師:福井様、今崎様
今月導入予定のCAD/CAMの講習を受けました。
主な特徴は、スキャナーの精度の良さ、スキャンスピード、一度に7歯まで同時にスキャンできる、ミリングバーの直計が0、6mまで使用できる、石膏模型にスプレーなしでも大丈夫、などです。
CAMソフトも高性能で、表面性状も滑らかで制作物の研磨も楽に行えます。
恵生会ではCAD/CAM冠はじめ、保険のワックスパターン、PMMAプロビの製作に使用する予定です。
今回はスキャナー1台、ミリングマシン2台を購入するため、このシステムだけで、一晩に恵生会内部の保険のクラウンのパターンが50本自動的に製作できることになります。
スキャン速度も1歯あたり15sで、デザインも熟練すると、2時間で50本可能です。
また、デザインソフトには咬合器の機能も備わっており、咬合が難しいケースでは役に立ちそうです。
ワックスパターンの厚みは0、5mmほどでよく貴金属の節約にもなります。
もちろん、内面補正もデザインできます。
松風S‐WAVE CAD/CAMシステム導入により、クオリティーが安定した技工物が効率的に量産され、納期も早められることと期待しています。

「ビューティーコアシステム」
メタルフリーと盛んに言われている歯科業界において、コアもメタルからレジンに移行しています。
現在のデジタルデンティストリーには必須です。
今回のシステムの主な特徴は、ポストの浅い症例では、光硬化だけで、細いシリンジタイプで操作性もよく、ムダも少ないです。
特に下顎前歯にはもってこいだと思いました。
従来のCRに比べて、光硬化深度も、4、5mmと深く,症例も増えると思います。
しかし、多数歯や、形態の複雑なものなどは間接法を選択する事もできます。
フェルールの残っている症例では、ピン無しでも大丈夫です。
また、CRコアの効果は術日数を減らすことにもなり、CAD/CAMシステムと合わせて、補綴を早めることにもなり、患者さんにも大いに、貢献できると期待しています。

「チタン床を用いた難症例フルデンチャー」尾島先生
あさひ歯科の患者さんで、交通事故により上下義歯を破損した症例です。
特に下顎顎堤は吸収しており、床縁の決定も難しく、咬合痛もありずっと軟性裏装材を使用していました。
治療計画としては、軽くて薄いチタン床を、上顎は辺縁封鎖補正が出来るように後縁をレジンで、下顎は粘膜面全体をレジンで、つまりチタン床を埋め込む形にしました。
大きなメリットは粘膜面の調整が出来ること、床の破損が防げることです。
咬合が安定しないケースでしたが、どこでも噛めるように咬頭傾斜をフラットにしました。
咬合採得ではゴシックアーチはあまり役立に立ちません。
私が一番びっくりしたのは治療前後の患者さんの顔を比べてとても美人の77歳になっていたことです。
良い義歯を製作することにより美味しい物が食べれ、生活に希望が生まれたのでしょう。
今回の難症例にチャレンジして成果を出した尾島先生、春木技工士さんおめでとうございます。

渡辺

平成27年2月2日(月)早稲トレレポート8in東京:DT濱田

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今週の授業内容の報告です。
・フルマウスの模型作製
・冬休みの宿題(プレゼン)の発表

今週はフルマウスの模型作製と冬休みの宿題プレゼンを発表しました。

フルマウスの模型は対合歯がなく自由に作製します。なので年代やクリアランスなど自由に選択出来るので自分が一年間習ってきた事を全て出し切って悔い様にしたいです。

冬休みのプレゼンでは、歯科に関係する色々な事を各自テーマを決めて発表しました。インプラントの事や、歯ぎしり、海外の歯科事情、カメラについて、歯ブラシの原点について、不適な補綴物を入れたらどうなるのかなど知らない事が多々ありとても勉強になりました。特にカメラについては分からない事が沢山あり今後の為にしっかりと勉強しないといけないと改めて思いました。

金曜日に早稲トレに3Dプリンターで作製された模型がデータデザインさんから届きまして見る事が出来ました。1年前の模型も見たのですが、精度が格段に良くなってました。デンチャーなどこの模型で作製出来る位だと思いました。1年でここまで精度が良くなっているので5年後など想像が出来ない位の精度がある物が作製出来ると思いました。時代の波に乗り遅れない様にする為、色々な物を見て勉強し頑張ります。

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今週の授業内容の報告です。
・CAM(DWX-4)の操作
・ポーセレンショルダーのメタル調整、マージン築盛

今週は、CAM操作とポーセレンショルダーのメタル調整、マージン築盛をしました。
CAMを久しぶりに操作しました。操作方法はDWX-50とほとんど変わらないので覚えやすかったです。
操作順序はブロックの選択、削る場所の選択、CADデータの読み込み、マージンライン、サポートピンの装着場所の選択、切削データの作製の順です。ちなみにDWX-50の操作手順は、ディスクの選択、CADデータの読み込み、切削場所の選択、マージンライン、サポートピンの装着場所選択、切削データの作製です。アイコンや表示方法などが違うだけなので一つの操作を覚えると覚えやすいと思います。

ポーセレンショルダー(カラーレス)のメタル調整、マージンポーセレンを使ったマージンの作製をおこないました。通常通りメタルフレームを作製して、歯槽頂に近い部分から唇側マージンを0,5mm位カットし、通常のメタル調整をしました。
メタル調整が終わった後、サンドブラストをし、オペークを塗布、支台歯にポーセレン分離剤(ノリタケ マジックセパレータ)を塗布し、マージンポーセレンを築盛(メタルに乗せてからマージンに伸ばす感じに築盛)、ドライヤーで乾燥、歯軸を意識してメタルを外し一回目の焼成。陶材は収縮するので2回目の築盛をします。2回目の築盛ではメタルが支台歯にしっかりと戻っているか確認し、足りていない所に築盛をします。

ポーセレンのマージンは材料がメタルしか無いと思っていたのでポーセレンで作製すると聞き驚きました。歯頚部(マージン)の色が綺麗に再現出来るそうなので色々と質問して覚えます。またCAM操作もしっかりと数がこなせる様に頑張ります。

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今週の授業内容の報告です。
・ジルコニアコーピングに築盛
・老年代、中年代、若年代の築盛

今週はジルコニアに陶材築盛と老年代、中年代、若年代の築盛のデモ、築盛をしました。

フルジルコニアは作製した事が有りましたが、ジルコニアコーピングに築盛は初めてでした。ジルコニアの築盛は今までのメタルコーピングの築盛と同じ様な方法でおこないました。ジルコニアの築盛で注意する事は上昇温度と冷却時間を長くする点です。ジルコニアと陶材で膨張率が違うのでクラックが入ったりするからです。ジルコニアに陶材を築盛する前に、オペークやステインをします。これはジルコニアの透過性が良いので、支台歯の色を拾ってしまうからです。支台歯が良い色ならステインなどをして色を付けたり、ステインをしないで築盛をします。支台歯の色が悪ければオペークをします。以上を注意して築盛をします。

老年代、中年代、若年代の築盛では、多色築生をしました。多色築生では、根の色や、透明陶材、マメロン色陶材など色々な陶材を使用して歯冠を再現します。老年代では歯根が出ているので歯根を再現。中年代では、切縁の摩耗、隣接の透明感の再現。若年代では、マメロンなどの再現。また、水分コントロールをしっかりとしなければ陶材が混ざったり、築盛しにくかったりして苦労しました。まだまだ水分コントロールが出来ていないと思いました。もっと築盛をして陶材に慣れる様に頑張ります。また、CAD/CAMの方でも今のうちに色々な臨床をおこない帰ってから対応が出来る様に頑張ります。

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今週は先週築盛したポーセレンの形態修正とCADではデンチャーのフレーム設計。CAMではDWX-50、DWX-4の操作をしました。

ポーセレンの形態修正では、今まで通りコンタクトの調整、切縁の長さ調整、唇側の出具合の調整(切縁方向からと歯頚部方向からの)ラインアングルの調整、バイト調整、表面性状をしました。築盛の段階で盛る量が少なかったのか収縮が大きく、切縁が少し短くなってしまいました。逆に、コンタクト部の築盛が多かったのでコンタクト調整が大変でした。今度盛る際にはコンタクトは少なめに、切縁は今回よりも長めに築盛し調整が少ない築盛をしたいと思います。

今週のCADではデンチャーの設計方法を教わりました。まず着脱方向を決定したら自動で全てのアンダーカットをブロックアウトするのでクラスプをかける鉤歯のブロックアウトをワックスツールで削除して設計します。クラスプを設計し、鉤脚を設計、バーの設計、レジンが乗る所をメッシュにし、フィニッシュラインを設計して完成させます。デンチャーソフトを始めて使ったのですが、アンダーカット量が色で分かり、自動でブロックアウトしてくれるのでとても便利だと思いました。またデータ量が多いので処理に時間が少しかかります。山口に戻ったら時間がかからない様に色々と試してみたいと思います。例えば、クラスプのみの設計だったら鉤歯と近くの粘膜だけスキャンしてみるとか必要な所以外はスキャンしない様にしてデータ量を少なくして見たいと思います。

今週でCADの授業が終了しました。来週はポーセレンの仕上げと再来週から始まる卒業制作をしっかりと作り一年間やってきた事を全てだして頑張ります。

次回からDT濱田レポートは株式会社CadDentのホームページに続きます。