10/18
・ブリッジのフレーム鋳造、適合
・CAD/CAM(CAMの操作など)
今週はCAMの操作、3Dプリンターの操作をメインで教わりました。まず、センサブルシリーズ、3shape、dental wings、DWX−50、DWX−4、3Dプリンター、GC(Aadva ミルLW-I)の説明、紹介が有りました。
CAD/CAM冠は3shapeでデザインし、ミリングはDWX-4、GC(Aadva ミルLW-I)で作製していました。3Dプリンターのパターンはセンサブル、dental wingsで作製し、プリントしていました。また、ジルコニアはDWX-50でミリングし、デザインは3Dプリンターと同じCADでデザインしていました。その後CAM操作(DWX-50、GC(Aadva ミルLW-I)を学びました。削る位置の設定や、削るブロック、ディスクの設定など初めてCAMに触るので難しいですが少しでも早く基礎を覚えて応用出来る様に頑張ります。
また、今回は、デザインする時間を決めてより実践的におこないました。3症例を30分でおこない、渡辺先生に色々と注意をいただきとても勉強になりました。これからスピード、精度を上げて今後の臨床に活かしていきたいです。
来週は、センサブルシリーズ、3shapeを使いデザイン出来るとの事なので分からない事はしっかりと質問し、頑張ります。
昨日理事長先生がおっしゃった事を渡辺先生に聞いてみました。セレックはクローズシステムなので他の機種ではミリング、3Dプリント出来ないとの事でした。3Dプリンターの取り扱いも聞いてみたのですが、3Dプリンターは結構デリケートらしいです。粉塵が舞っていると詰まってしまい壊れやすく、室温が高すぎたり、低くなりすぎるとパターンが固まらなくなってしまうとの事です。
10/26
・ワックスパターンを使ったスキャン。
・CAD
・ブリッジの築盛
今週はワックスパターンを使ったスキャン、センサブルを使ったデザイン、前回から製作しているフレームに陶材築盛をしまいした。
ワックスパターンを使ったスキャンでは、ワックスアップと模型をスキャンし、画面上で合成、微調整をしました。CAD用のワックスはとても使いにくいらしく、先生は歯冠色ワックス(オペーク)などを配合して使っていました。ワックスパターンを使ったスキャンは、ブリッジのケースなどに使えるとの事です。
今週初めてセンサブルに触りました。モニターにある補綴物を実際に触っている感触があり、奥行きがあったり他のCADでは体験出来ないことが多々ありました。例えば他のCADでは唇側をこちらに向けている時には唇側、隣接しかデザイン出来ないですがセンサブルは唇側を向けていても舌側を触れるなど、実際にインスツルメントを持っている感覚があり驚きました。センサブルの良い面は実際に触っている感触が伝わる事、デザインの応用が利く点。しかし、画面上の空間をしっかりと把握しなければ良い面であるデザインの応用が発揮されず、デザインに時間がかかるのが難点だと思いました。空間を把握するのには時間がかかるとの事です。
ブリッジの築盛では、1、2番はA3B、3番はA3,5Bのシェードで築盛します。
1 ポンティック部に分離剤の代わりでティッシュを皺にならない様に筆で貼付け
2 ポンティック基底面にOD3,5を築盛←色が抜けすぎない様にする為
3 1、2、3の歯頚部にA3,5BとOD3を混ぜた物を築盛
4 連結部を埋める(1、2はA3B、2、3はA3,5B)
5 外形回復(この時連結部は分割する←ひけてしまうので前もって切っておく)
6 カットバック
7 SLを切縁、隣接上部に築盛
8 ポンティックの基底面を移行的にし焼成
ポンティックに水分を補給する時はティッシュに水分を与えるようにすると良いとの事です。ブリッジの築盛は今回が初めてなので分からない事は色々と質問し完成させたいと思います。
11/2
・エナメル築盛、形態修正
・CAD
今週は前回の築盛の続きエナメル築盛、形態修正とCAD(3Shape、DentalWings)の操作をしました。
今回のエナメルは今まで使っていたOPAL59ではなくAQUA59で築盛しました。このAQUA59はOPAL59のオパール特性(天然歯が持っている様な光の当たり具合で色が変化する特性)をそのままに透明性が上がった陶材で、ヴィンテージMPの前の陶材ヴィンテージHaloのエナメル色に近い陶材です。使い方は今までのエナメル築盛と同じ様に行います。今回はOC(オクルーザル)を使い唇側面の白くしたい所に築盛しました。今回使ったAQUA59の様にこれから色々な新製品が毎年出てくるのでしっかりと判断し使い分けていかなければならないと思いました。
CADでは初めて3Shapeを使用しました。今まで使ってきたCADより使い易く、次何をすれば良いのかしっかりと指示されるので初心者でも扱いやすいと思いました。また、今回初めて3Dマウスを使用しました。通常のCADではマウス一つで作業し、表示される模型を動かしてから修正していたのですが、3Dマウスにより模型を動かしながら修正出来るので通常より慣れれば早く、デザイン出来ると思いました。
今週は白鵬の河田さんによるインプラントの授業がありました。
今までのインプラントの症例、レントゲン写真をみたりしてクラスでディスカッションをおこない、インプラントの問題点など色々と話し合いました。また、問題がある症例を自分だったらどうするかなど色々と考えて、これから補綴物を作る際に、どのような補綴物を作ったら患者様の為になるのか考えて作製していきたいと思いました。
11/9
・前回から作成しているブリッジの完成。
・CAD
今週は前回から作製しているブリッジの完成までと、CAD(3Shape)の操作をしました。
今回作製しているブリッジは乱配のブリッジなので、歯牙がかぶさっている様に見える為にディスクを斜めに入れ後ろの歯牙のラインアングルを注意しておかしく見えない様にしましす。ディスクを入れる際、後ろの歯牙の近心を削りすぎない様にし近心、遠心を作ります。また、コンタクトの部分を浅くしてそれ以外の部分を深く入れることにより、立体感を作ります。今回初めてガスが出てしまったので対処法を教わりました。ガスが出ている部分を大きく削り、ボディ、エナメルを盛ります。この時ボディが多すぎると境になってしまいます。また、少なすぎると今度は白っぽくなってしまうので注意が必要です。ガスが出てしまうと修正する際に巧く修正できないと色が悪くなってしまうのでガスが出た期とは全て焼き払って最初からやり直しをするのが良いと思います。
CADでは、4、5番の臨床ケース(CAD/CAM冠)の設計をおこないました。2回目の3Shapeなので前に比べて設計スピードが早くなったと思います。しかし、スピードとデザインを早く、巧くなる為にまだまだ練習が必要だと思いました。彫刻で形を覚え、咬合の勉強をもう一度やり直して、頑張ります。
来週の飛行機の時間なのですが、15日の14時30分に到着予定です。また、帰りの飛行機ですが、16日の9時45分に出発です。よろしくお願いします。
11/16
・臼歯部ブリッジのフルカントゥアワックスアップ、フレームワックスアップ
・CAM操作
・CAD/CAM冠のスプルーカットから仕上げまで
今週は臼歯部ブリッジのフルカントゥアワックスアップとフレームワックスアップ、DWX50の操作、CAD/CAM冠の仕上げをしました。
臼歯部ブリッジのフルカントゥアでは、隣在歯に調和させ、辺縁隆線、咬合点などに注意してワックスアップしました。近心に近い歯牙からワックスアップする事により基準が出来てワックスアップがしっかりと出来るとの事です。また下部鼓形空隙をどの位開ければ良いのかという説明がありました。SSSサイズの歯間ブラシが入るくらい開けると良いとのことです。フィッシャーバーの699が歯間ブラシとほぼ同じ大きさなのでそれを使ったら確認しやすいとの事でした。フレームのワックスアップはフルカントゥアをした物を基準に盛りやすい形にワックスアップをします。フレームのワックスアップがしっかりと出来ないと陶材が盛りにくくなるので注意してワックスアップをします。
DWX50の操作では、ジルコニアを削る手順を教えていただきました。出来るだけ材料を無駄にしない様にギリギリの所に配置し、サポートピンを立て、CAMソフトを使い計算します。ジルコニアをミリングしている間にCAD/CAM冠とジルコニアのカットの仕方を教わりました。ジルコニアのサポートピンカットでは一気にカットするのではなく少しずつ削り、カットした時にクラックが入ったり欠けたりしない様にカットします。
CAD/CAM冠では、スプルーカットをし、シリコンでスプルー、ミリングのライン後をならしながら隣接面の調整をします。その後咬合面の溝を入れ、サンドブラストを内面と咬合面にかけます。その後研磨します。研磨剤はノリタケのパールサーフェスを使いました。金属を研磨するよりもすぐに綺麗になりました。しかし研磨でCAD/CAM冠が削れてしまうので注意が必要だと思いました。