平成22年10月23日(土 ) ■認知症と恵生会式義歯治療

講師:大浦先生、正富先生

(認知症について〉
①認知症は、脳の神経細胞が壊れることによる病気です。脳の生理的な老化によるもの忘れとは違います。
認知症になると、記憶障害が起こってくるほか、判断力や理解力が低下する。時間や場所や人がわからなくなる、言葉のやり取りが難しくなる、計算ができなくなるなどが起こり、だんだんと日常生活に支障をきたすようになります。
②認知症の原因は70種類ぐらいあります。第一は「年をとること」です。65歳以上の人をみた場合、年齢が5歳増すごとに、認知症になる人の割合は2倍ずつ上がっていくと言われています。その結果、85歳以上になると、約4人に1人が認知症になります。その他、アルツハイマー病、ピック病、脳梗塞、脳出血、甲状腺機能低下症、アルコール中毒、脳炎、エイズ、脳腫瘍、頭部外傷、ボクサー脳症、ベーチェット病などがあります。
③現在の日本で、軽度を含めた認知症の患者さんは約200万人と言われています。その内、50%がアルツハイマー型、20%がレビー小体型、15%が脳血管性です。これらを”三大認知症”と言います。
(1)アルツハイマー型認知症の特徴
初期症状は、もの忘れです。女性に多い。認知障害、物盗られ忘想、徘徊、まとまりのない話経過はゆるやかに進行する。海馬の萎縮がみられる。
(2)レビー小体型認知症の特徴
初期症状は幻視、妄想、うつです。男性に多い。パーキンソン症状、認知の変動、睡眠時の異常行動、認知障害、経過はゆるやかに進行する。早い場合もある。海馬の萎縮が少ない
(3)脳血管性認知症の特徴
初期症状はもの忘れです。男性に多い。認知障害、手足のしびれ、麻痺、せん妄、感情の制御困難、経過は段階的に進行する。脳梗塞などがみられる。
④認知症に対する薬
(1)認知機能を維持、改善する薬、アリセプト(塩酸ドネペジル)
(2)幻視や妄想に対しては、抑肝散という漢方薬が効果的であるとされてます。その他、非定型抗精神病薬(リスペリドン、オランザピンなど)があります。
(3)パーキンソン症状(手足のふるえやこわばり)を抑えるには、レボドパやドーパミンアゴニストなどの抗パーキンソン病薬がよく用いられます。
(4)睡眠時の異常行動には、クロナゼパムなどがあります。
(5)抑うつ症状に対する抗うつ剤は、SSRI、SNRIなどがあります。

〈義歯〉
1.義歯印象~個人トレー用印象の採り方
☆概形印象(個人トレー用)をきちんと採る
→精密印象がきれいに採れるかどうか決まる。
採り方
①既製トレーで普通のアルジネート印象を採る。
※PD用の場合、欠損部分だけ印象剤を盛って採る
②1回目の印象にテクニコールボンドを塗布して2回目の印象を採る。
※PD用の印象で残存歯がある場合は残存歯の部分は印象剤をカッターで切り取ってから、テクニコールボンドを塗布する
※アルジネートの硬さは、1回目はやや硬練り、2回目は普通か軟らかめに練る。
※辺縁のうすくてペラペラした印象剤は切り取ってからテクニコールボンドを塗布する。
2.義歯TF~義歯製作のステップのなかでも最も重要!!
(1)まず、バイトを再確認する。

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