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平成22年8月28日(土) ■シリコン、アルジネート自動練和器、フェイスボウトランスファー他

講師:デンツプライ三金様、(株)トクヤマデンタル様、大浦先生、松岡先生

【シリコーン印象材 アクアジルウルトラ(デンツプライ三金)】

5つの特徴
1.優れた親水性
シリコーン印象材は疎水性であるが、この製品は親水性に優れており
濡れている状態でも気泡や空隙の混入を抑え、細部まで精密な印象採得が可能である。
2.高い引裂強度
印象撤去の際もマージン部がちぎれることはない。
3.操作性
作業時間中は低粘度を保つように設定されている。
(操作時間2分30秒、口腔内保持2分)
トレー用印象材とウォッシュ印象材がなじみ、再印象のリスクが少なくなる。
4.5種類の粘度
トレー用・・・リジッド・ヘビー、モノフェーズ
ウォッシュ用・・・ライト・ボディー、エクストラ・ライト・ボディー
通常の印象にはトレー用にヘビー、ウォッシュ用にエクストラ・ライト・ボディーを使用するのが一般的である。
インプラントの印象にはエクストラ・ライト・ボディーよりライト・ボディーのほうが良い。
無歯顎の印象にはモノフェーズが良い。
5.さわやかな香り
ミントフレーバーで、従来のものと比べ、においが気にならない。
印象の手順
個人トレーに塗るボンドは、印象の30分前には塗っておく。

ブリッジなど、アンダーカットがある部分はユーティリティワックスで埋めておく。

口腔内を乾燥させる。

ウォッシュ用の印象材をマージン部にぐるっと流す。

軽くエアーをマージン部にかけ、細かい所まで印象材が入るようにする。

歯牙にとぐろ状にウォッシュ用印象材を流す。

個人トレーに盛ったトレー用印象材の上に薄く一層ウォッシュ用印象材を流しなじみを良くする。

口腔内に個人トレーを圧接し、2分間保持する。

固まったら個人トレーを口腔内からはずす。
注意点
・動揺度が2度以上の歯がある場合は使えない。
・アンダーカットは必ず埋める。
・この製品はある程度親水性があるが、本来シリコーン印象材は疎水性のため
エアーで歯牙、マージン部を乾燥させることが望ましい。
・石こうは超硬石こうを使用する。
・印象採得のトレーは、コストダウンのためにも個人トレーを使用する。
セミナーを受講して
今までのシリコーン印象材は、特に手練りのものは、操作性が悪く、手間がかかり印象を採る際にドクターとタイミングを合わせてトレーに印象材を盛るのが難しいという印象でした。最近は手練のものは減り、ガンタイプのものになり、便利になってきましたが、それでもトレー用の印象材を盛る時は、ガンを握るのにかなり力が必要で、ドクターとのタイミングを合わせるために、あせることもありました。印象材自動練和器のデュオミックスのデモ機をお借りして実際に使用してみると、とても楽できれいにトレーに盛ることができました。操作時間中はほぼ同じ粘度を保つという点も、とても優れていると思います。従来のものと比べると、印象失敗の可能性は少なくなるのではないかと思います。

【ぺーストアルジネート印象材自動練和システム】

トクヤマAPシステム<歯科用アルギン酸塩印象材>(トクソーAP-1)
(特徴)
・滑沢な印象面(確実な印象採得)
・緻密な模型表面
・硬化特性

トクヤマAPミキサーⅡ<印象材自動練和器>
(ボタン1つでアルジネート印象材が盛れます。)
(特徴)
①作業環境の改善
②簡単練和・盛付
③場所を選びません
④無駄がなく経済的
⑤作業時間を大幅に削減

【口腔内撮影カメラ】
Ⅰ.使い方
①設定を「マニュアル」にする
②シャッタースピードを125に合わせる
③露出をF9に合わせる
④レンズのズームを1:2に合わせる
⑤被写体との距離を20㎝程度にする
(口角から口角までが画面にはいるようにする)
⑥半押ししてピントを合わせる
⑦ゆっくりシャッターをきる
⑧すぐに画像を確認する。とくに色の確認をする。
色が白くとんでいる → 近づきすぎ
色が濃い(暗い)  → 離れすぎ
Ⅱ.規格写真
<正面>・・・1枚
口唇鉤で口角を広げ、噛んだ状態で撮影する。
ホワイトニングは正面のみでも可
<側方>・・・2枚
Y字鉤で口角を引っ張り、6/6の咬合と1/1の被蓋関係が分かるように
噛んだ状態で撮影する。ミラーを使用した方が良い。左右1枚ずつ
<咬合面>・・・2枚
ミラーを使って撮影する。上下1枚ずつ

【フェイスボウトランスファー手順】
①患者を横にする。
②イヤーロッドを耳に入れる。
③器具が重みで少し下がるので、少し上げてノーズストップを固定する
④バイトフォークを噛ませてネジを締める。下→上の順で締める。
<咬合器のトランスファー>
⑤切歯ピンを2mm上げて固定する
⑥バイトフォークをつけてしっかりと固定する
⑦上顎模型を付着する
⑧中心位で採ったバイトをつけて下顎模型を付着する
<早期接触の削合>
⑨咬合器上で早期接触部位を見つけて削合する
⑩2ndコンタクトまで落とす。
<補綴物作製の場合>
⑪咬合器上の中心位で作製する