月別アーカイブ: 2010年7月

平成22年7月10日(土) ■PMTC、K3根管拡大、NTオブチュレーション、パナデント

講師:株式会社ヨシダ様、松岡先生、大浦先生

【NTオブチュレーションシステム】

1、NTオブチュレーションシステムとは…
生体親和性の高い低温ガッタ(NTガッタ)を軟化させ、根管内で回転させて、  遠心力によって充填する方法。
2、利点
・短時間で充填可能(秒速充填)
・複雑な形態への緊密充填
・回転により根管内の空気を置換
・低コスト(1根管:役30~40円)
3、コンデンサー
・NTコンデンサー(#25、#35)
ISOテーパーの細いコンデンサーで、根尖の大きさによって使い分ける。
側方と垂直への加圧が可能である。
①拡大した番手が#25~40⇒#25のコンデンサー
②    〃  #45以上⇒#35のコンデンサー
4、術式
①ホットスポットで軟化(温度設定:70~75℃)
②シリンジのプランジャーを押しながらコンデンサーにコーティング
注)根管内まで15秒以内で持っていかないと硬化が始まる
③作業長まで挿入後、約1㎜引き上げ、回転
注)回転速度は3000~5000rpm
④歯冠方向へ押し戻されるのを3秒間我慢
注)・壁側に当てながら回転させるとガッタパーチャが流れやすい
・根尖が破壊されている場合、根尖外へガッタパーチャが出やすく
なっているので注意する。患者さんの反応を見ながら。
・ガッタパーチャがしっかりと流れているかどうかはコントラにかかる抵抗力で分かる。
⑤コントラを軽く回しながらゆっくりと引き抜いていく。
注)死腔を作らないため。
⑥根管口付近は垂直的にプラガーで加圧。
注)根尖から半分くらいまで緊密に根充できていれば充分
5、注意
☆適応症…根尖病巣がある場合
☆患者さんへの説明を必ずする
・根充の際、痛みがあること
・その日は少し痛みがある可能性
・必要があれば投薬もする
【CRマウント法による咬合診断と咬合器「パナデント」使用】
講師:松岡Dr

Case. 顎関節に違和感を訴えるPtの中心位の診断

(流れ) Pt来院、咬頭咬合位キ中心位と疑う

上下顎印象

ユニットを倒し手で頭を支え首をあげる

開口させ6⊥6にロールワッテを咬ませて10分待つ
(顎関節・筋の緊張を取るため)

ロールワッテをはずし、指をロールワッテの位置に置き、指を咬んでもらい左右均等に力が入っている
下顎の位置を探る(二の時指を入れる前に咬合させない)

指を入れたまま隙間にシリコン等を流入しBtを採る

フェイスボウ・トランスファーにより上顎模型を咬合器に付着

Btを基に下顎模型も咬合器に付着

咬頭咬合位での早期接触の確認

第1,2早期接触点までは削合する。

それを基にプロビショナル等作製
(まとめ) 実際の活用・用途
・顎関節症の診断
・FD、多数歯欠損患者における補綴治療
【エアスケーラー】

(株)ヨシダ様より竹原様、平様、関上様にDr、スタッフ一同講習会を開いて頂きました。その中の一つのエアースケーラーは超音波スケーラーに比べ患者様の不快な振動音の大幅カットや禁忌症例がないとのことです。根管洗浄用チップもあり、根管内に残った切削粉などきれいに洗浄できます。導入されたら治療に活用したいです。
【感染根管処置】

7月10日、恵生会月1恒例の勉強会が行われた。
今回のテーマは『感染根管処置』だった。前回のテーマ『麻酔抜髄』の話と比較して話は進み、できる限りの根管内の感染歯質を除去する手法をわかりやすく説明してもらった。感染根管処置は、根尖病巣の有無、痛みの有無によっても根尖部へのアプローチが変わってくる処置である。処置を出来るだけ早く効率よく行い、患者さんの負担を減らし、かつ痛みを出さない為には、どうすればよいのかを具体的な例を用いて詳しく講義してもらった。他の処置でも言えることであるが、「その患者さんにとって最適な治療法を提供する」ということを念頭に治療にあたるためには、しっかりとした知識と技術が必要であることを改めて感じさせられた素晴らしい講義だった。
【訪問歯科】

認知症や寝たきりになる方は多くなっている高齢化社会におうて歯科領域におけるそれらの予防策は近年注目されてきています。
摂食嚥下機能の低下している患者に対して訪問診療では歯科治療や口腔ケアを行うとともに「パ」「タ」「カ」「ラ」など破裂音の発生に」よるリハビリや唾液腺マッサージなどを行い、口腔・咽頭周囲組織の活性化を図り、誤嚥性肺炎の予防に繋げていくことが重要であることを今回のセミナーで再認識しました。
歯科治療と各種リハビリによる予防的処置により患者のQOLの向上だけでなく命に直結した仕事である訪問診療の重要性を伝えていくことが必要です。
そのため、今後恵生会訪問診療部では、ケアマネージャーやホームヘルパーの方を対象としたセミナーを行っていくとのことです。
【根管拡大システムK3】

◎Ni-Tiファイルを長持ちさせるために歯質を十分に削除する
①ピーソーリーマー#3で根管孔を明示する
②オリフィスオープナーを用い、根管1/2~2/3を拡大する。
1)12テーパーファイルで拡大
2)10テーパーファイルで拡大 7~8回のリーミング
3)08テーパーファイルで拡大

1)#40(0.6)作業長の3㎜まで
2)#35(0.4)作業長の2㎜まで
3)#30(0.6)
根尖をどのバンテまで拡大するかを決め、その3つ上のバンテから始める。最後の仕上げは同じバンテで、テーパーを変えキレイにする。
4)#25(.06)
5)#25(.06)
<Ni-Tiファイルの寿命について>
ファイルに症状が出る. 20/本が目安
1)ファイルが伸びる
2)弾力が弱く、プレカーブがついている
<DC スマートエンドのプログラム 値の設定>
プログラムボタンの設定
オリフィス 1
拡大 2
#30~#40
#15~#30 3
【ソニッケアーフレックスケアプラス(SFCプラス)】

ソニッケアとは…全国の歯科医院で7割近くも推奨されている音波歯ブラシです。その理由として優れたプラーク除去効果にあります。特性として、歯ブラシの回転数が1分間に3万~4万と高速であり、かつ左右5.5mmと幅広い振幅で振動させることによって起こる
液体流動力(フィルドダイナミクス)を発生させることが出来たことにあります。このパワーは象牙質に優しく、歯を歯の間、奥歯のプラークまで効率よく落とすことが可能です。このことは、歯肉炎を始め、歯周病、虫歯予防にと、口腔状態の改善に役立つものです。昨今、お口の健康と全身の健康とはつながりがあることが明らかになってきており、重要性を狙っています。有効性としては・ドライマウスの方へ(唾液分泌を促進する)・矯正治療の方(ブラケット周辺の清掃、疼痛緩和)・ブラッシング圧の強い方・インプラント埋入後のホームケアとして・ステイン、着色をある程度除去(ホワイトニング後に)・高齢者、障碍者の方へ(当てるだけでブラッシングが可能)※ペースメーカー装着の方は主治医の確認後にこのように、幅広い方々の使用が有用です。