月別アーカイブ: 2009年4月

平成21年4月12日(日) ■ジルコニア用陶材アバンテZ+CAD-CAMセミナー(小倉)を受講して

理事長:渡辺 技工士:H・A

先日、ノーベルバイオケア社の「プロセラジルコニアコーピング」に、ペントロン社の「アバンテZ」を築盛する、 デモンストレーション&商品の概要説明の講習会に参加した。
その事を私なりにまとめてみたいと思う。
「アバンテZ」の特徴として言えることは、ジルコニアフレームへのプレスが可能だということだろう。
専用のリングを使用すればかなり大きなケースにも対応できるそうだ。
講師の「川端利明」先生も言っておられたが、これを使用すれば陶材に不慣れな人でもそこそこできるとの事である。私もそのように感じた。
プレス出来る事の利点は、何も作業工程が簡略化出来る事だけでは無い。
築盛法に比べ、ジルコニアへの接着性も良いようである。
これは「DEKEMA」社のファーネスを使用することにより、十分に焼成されている事も大きな要因であると思われるが、
とかくジルコニアフレームへの接着がイマイチ疑問視されている現段階のZR系陶材の中にあってこれは大きな利点といって良いだろう。
私は他社の商品に対しての情報も利点、欠点もあまり持ち合わせていないので、これ以上の事は控えておきたいと思うが、
見た感じ色調も明るく、強度的にも他社に劣らないとの事であるので、なかなか優れたマテリアルだなというのが私の感想である。
以上がアバンテZに対するレポートである。

次に、川端先生がプチ情報として教えてくださった事も少し記しておきたいと思います。
ジルコニアフレームはマージン部以外セメントスペースを多くとってある為、少しのミスで最悪なぐらい適合の悪い代物になってしまいます。
またそれを何とか修正しようとレイヤリング用の陶材で修正なんぞしてしまえば、 見た目には分からなくても、
強度は著しく低下してしまいます。(ジルコニアと陶材では強度はウン倍も違うのですから)
ジルコニアのフレームは信用のおける所にお願いするのが絶対条件だと思います。
(オペレーターの腕に左右される為)大浦先生も同じ事を言っておられました。
ちなみに、川端先生は200倍にまで拡大してスキミングされているとの事で参考までにとサンプルのフレームを見せてくださいましたが、
ビックリするくらいの適合をしていました。(フルに近いようなケースの物でしたが”ピターッ”と吸い付くような適合でした)

ペントロン社つながりでシェードアイというシェード確認用のカメラも少し紹介していただきました。
以前にも松風などから同じようなものが発売されており、同じようなレベルの物だろうと思っていましたが、全く違う物でした。
写真はすごく鮮明でなによりすばらしいと思ったのは、PCに繋ぐ事により画像を分析してレシピまで出してくれるという事です。
これは本当にビックリするくらいのレベルでした。
価格も約80万円とこちらもビックリするような価格でした。
他にも小さな事などをいろいろとレクチャーしていただきましたが、一番印象的に感じた事は技工に対する情熱と探求心でした。
これを私たちはもっと見習わなければいけないような気がします。
以上。